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【26卒必見】就活はいつから始める?就活スケジュールについて解説

2024年7月7日

【26卒必見】就活はいつから始める?就活スケジュールについて解説

多くの学生が就職活動を経験する現代で、ほとんどの方が一度は「就活はいつから始めればいいんだろう?」と考えたことがあるのではないでしょうか。

この記事では、いつから就活を始めるべきなのかといった悩みを解決できるように就活のスケジュールや必要な準備についてまとめています。

この記事でわかること

  • 就活はいつから始めるべきなのか
  • 就活のスケジュール
  • 就活に必要な準備

就活はいつから始める?

就活はいつから始める?

さっそく本題に入ります。「就活はいつから始めればいいのでしょうか?」結論をいうと全員にあてはまる回答はありません。

しかし、元々は就活は大学3年生の3月から始めるというのが一般的とされていました。

これは企業がエントリーや説明会を開始し始めるのが3月1日からという理由のためです。

26卒とは?

「〜〜卒」という言葉は就活生であればよく耳にすると思うので、改めて説明は必要ないかもしれませんが、これは「20〜〜年度に卒業する学生なのか」ということを表しています。

なので26卒とは「西暦2026年に大学を卒業する学生」ということになります。

就活の早期化が始まっている

先ほど就活は大学3年生の3月に始めることが一般的だったとお伝えしましたが、近年では「就活の早期化」現象が起こっています。

就活の早期化とは、学生が早い段階で就職活動を開始することで、早い学生だと3年生の春から、もっと早い学生だと大学2年生のうちから就職活動を始めるケースもあります。

業界や企業に関する分析を開始した時期

上のグラフは「業界分析・企業分析を始めた時期」への回答結果です。

赤い線が調査年の就活生のデータです。
例年では大学3年生の2・3月に集中していましたが、この年は大学3年生の9月以前にすでに業界・企業分析を始めている学生が1番多かったことがわかります。

「企業説明会やセミナーへの参加時期」への回答結果

こちらのグラフは「企業説明会やセミナーへの参加時期」への回答結果です。

例年、大学3年生の3月に回答が集中していますが、調査年の就活生はこの時期の回答割合は減少しており、大学3年生の2月以前の割合が上昇しています。

以上のグラフからわかるように、最近では「就活の早期化」が一般化してきていて、早い段階での対策が求められていることがわかります。

最近は就活の「早期化・長期化」がブーム?

就活の早期化とともに「就活の長期化」もトレンドになっています。
就活の長期化とは、「就活開始から就活を終えるまでの期間が長くなってきている」ことを表しています。

年度ごとの就活生の就活期間

このグラフは年度ごとの就活生の就活期間を表したグラフです。

2015年の調査では、約67%の学生が3〜4ヶ月程度で就職活動を終えていたのに対し、調査年の就活生は3〜4ヶ月程度で就職活動を終えた学生は約34%と半分の割合になっています。

その代わりに9ヶ月程度以上と回答する割合が30%となっており、このことからも「就活の長期化」が伺えます。

このような回答割合になったことに関しては、多くの要因があると思いますが、「就活の早期化により単純に開始時期が早まったため」、「より良い就職先をみつけるため」といった理由が考えられます。

引用:内閣府|学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

【図解付き】就活スケジュールの解説

【図解付き】就活スケジュールの解説

上記の画像はあくまで一例ですが、就活をスムーズに進めるためのおおまかなスケジュールです。
この順番通りに進める必要はないのですが、どのようなスケジュールで進めていいのかわからないといった方は参考にしてください。

各項目にある程度の期限を設けておくことで、直前で焦って予定がいっぱいにならずに済みます。
余裕と計画性をもって対策を進めていきましょう。

就活に必要な準備一覧

就活に必要な準備一覧

ここからは就職活動で準備するべきこと、やるべきことを紹介します。

筆者の経験も踏まえてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

自己分析Part.1

就活を始めるにあたって、まずは自己分析から始める方が多いのではないでしょうか?
筆者も自己分析から始めました。

自己分析では、幼少期からの自分を振り返り「どのような活動をしてきたのか」、「どのようなことに興味・関心があるのか」、「どのような状況で感情がプラスに動き、どのような状況で感情がマイナスに動くのか」といったことを言語化します。

業界研究

業界研究の目的は主に以下の3つです。

  • 各業界が何をやっているのかを知る
  • 自分にあった業界を絞り込む
  • 企業選びの際の参考にする

業界研究のあとは企業研究に移るのですが、ある程度業界を絞らないと企業分析の量が膨大になってしまいます。

日本だけでも数百万もの企業があるので、まずは業界分析で自分にあった業界を絞り込むことで、企業分析のあたりをつけます。

以下に一覧で主要業界をまとめているので参考にしてください。

業界業界イメージ業界分類
メーカーモノを作る食品・建設・機械
商社モノを動かす総合商社・専門商社
小売モノを売るスーパー・コンビニ
金融お金を動かす銀行・保険
サービス・インフラ無形材を売る不動産・コンサル・人材
IT・ソフトウェア情報に価値を付けて売る通信・ソフトウェア
マスコミ情報を届ける出版・広告・放送
官公庁・公社・団体国や地方公共団体の役所公社・団体・官公庁

企業研究

業界分析ができたら、次は企業分析を行います。
企業分析の主な目的は以下の通りです。

  • 自分の興味や関心、やりたいことがその企業とマッチしているか確認するため
  • その企業を志望する理由を明確に言語化するため

ここから企業研究に使えるフレームワークを3つ紹介します。

SWOT分析

SWOT分析は、企業やプロジェクトの内外の環境を把握し、戦略を立てるためのフレームワークです。
SWOTはStrengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の頭文字を取ったもので、これらの4つの視点から分析を行います。

以下に各項目の詳細をまとめます。

SWOT分析

  • Strengths(強み):
    企業の内部環境を分析し、競争優位性や他社に対する強みを特定します。例えば、独自の技術力や強固なブランド力が挙げられます。
  • Weaknesses(弱み):
    企業内部の課題や競争劣位性を見つけます。例えば、資源の不足や労働力の問題などです。
  • Opportunities(機会):
    外部環境の分析を通じて、企業が活用できる市場の機会を探ります。例えば、新しい市場の成長や規制緩和などです。
  • Threats(脅威):
    外部環境のリスクや脅威を特定します。例えば、新規参入企業の増加や経済不況などです。

SWOT分析を通じて、企業の内部および外部環境の現状を把握し、今後の戦略立案に役立てることができます。

しかし、SWOT分析は定性的な手法であるため、定量的なデータや具体的な数値分析には向いていません。

また、分析結果は主観的な評価に依存することが多く、客観性を保つことが難しい場合があります。

3C分析

3C分析は、Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の3つの視点から市場環境を分析するフレームワークです。
このフレームワークは、マーケティング戦略の立案や市場ポジショニングの明確化に役立ちます。

以下に各項目の詳細をまとめます。

3C分析

  • Customer(顧客):
    ターゲット市場や顧客のニーズ、購買行動を分析します。例えば、顧客のデモグラフィックデータや購買パターンを調査します。
  • Company(自社):
    自社の強みや弱み、リソースを評価します。例えば、自社の製品ラインナップやマーケティング能力を分析します。
  • Competitor(競合):
    競合企業の戦略や市場シェアを分析します。例えば、競合の製品特性や価格戦略を調査します。

3C分析により、ターゲット市場における自社の競争力や顧客のニーズを深く理解することができます。

しかし、3C分析は外部環境の変化に対する敏感さが欠ける場合があり、特にマクロ経済や政治的な要因の影響を十分に考慮しないことがあります。

PEST分析

PEST分析は、政治(Political)、経済(Economic)、社会(Social)、技術(Technological)の4つのマクロ環境要因を分析するフレームワークです。
企業の長期的な戦略立案に役立ちます。

以下に各項目の詳細をまとめます。

PEST分析

  • Political(政治):
    政府の政策や規制、政治的安定性などを分析します。例えば、税制や貿易規制の影響を調査します。
  • Economic(経済):
    経済成長率やインフレーション、失業率などの経済指標を分析します。例えば、消費者の購買力や金利の影響を評価します。
  • Social(社会):
    社会的なトレンドや人口動態、文化的な要因を分析します。例えば、消費者のライフスタイルや価値観の変化を調査します。
  • Technological(技術):
    技術革新や技術トレンドを分析します。例えば、新技術の普及状況やR&Dの動向を評価します。

PEST分析を通じて、企業が直面する外部環境の広範な要因を理解し、戦略に反映させることができます。

しかし、PEST分析は主に外部環境の分析に焦点を当てているため、内部環境の評価や具体的な競争戦略の立案には限界があります。

また、分析が包括的である反面、具体的なアクションプランに落とし込むためには、他のフレームワークとの併用が必要です。

自己分析Part.2

業界分析・企業分析を行ったら改めて自己分析をするのをおすすめします。

ある程度業界や企業について把握してからの方が、具体的なイメージが思い浮かびやすく、志望する業界や企業とのマッチングミスを防げるようになるためです。

この二度目の自己分析では「就活軸」を決めます。
就活軸とは、自分が企業を選ぶ際に重要視するポイントのことで基本的には1〜3つほど用意するのがいいでしょう。

ちなみに筆者の就活軸は「早い段階で裁量権を持って働けること」、「成長性がある企業であること」を就活軸にしていました。

基本的な書類の準備

ここでは主に履歴書とESを用意します。

履歴書

履歴書は紙媒体で提出を求める企業と、データでの提出を求める企業があるので応募する企業が求める提出媒体を確認しましょう。

実際には応募の際に詳細が送られてきたり、企業によって履歴書に書く内容が異なったりもするので、この段階でしっかり用意する必要はありません。

学歴やアルバイトの経歴など、基本的な情報をまとめておけば問題ないです。

ES(エントリーシート)のベース

インターンの募集や本選考では、必ずと言っていいほど、どの企業もESの提出を必要とします。

そのため、事前にESのベースを用意しておくことで、実際に応募をする際に1から作る必要がなくなり、スムーズに応募できるようになります。
ESは400文字程度で書くことが多かったかなという印象です。

以下にESで頻出となるテーマを紹介します。

  1. 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
  2. 自己PR
  3. 自分の強み・弱みについて
  4. 挫折経験
  5. キャリアプラン

インターンシップへの申し込み・参加

大学3年生の春頃からサマーインターンの申し込みが始まります。

インターンシップでは企業が用意したイベントに参加をして、グループワークなどを通じて課題解決や企画案の提出といった経験ができます。

また、企業側としては早い段階で優秀な学生にアプローチしたいといった狙いもあるため、インターンシップに参加した学生限定で優遇ルートを設けているような企業もあります。

インターンシップ参加のメリット

インターンシップに参加するメリットとしては以下の3つがあります

  • 企業での働き方をより具体的にイメージできる
  • 実際に働いている社会人からフィードバックをもらえる
  • 選考の優遇ルートをもらえる可能性がある

インターンシップの応募に必要なもの

インターンシップの選考では、基本的にESの提出とwebテストが課される場合が多くあります。

ESは先ほど書いたテーマが多く出題されます。
もちろん企業独自のテーマもあるので、柔軟に対応しましょう。

webテストでは、学生の基礎学力が測られます。
webテストにはSPI、玉手箱、TG-webというようにいくつかの種類があり、それによって出題形式や対策も異なるため、事前にどの種類のテストが課されるのか確認しておきましょう。

OB・OG訪問

ある程度、希望の企業が絞れてきたらOB・OG訪問をしてみましょう。

実際にその企業で働いている方の話を聞くことで、よりリアルな現場のイメージや働き方を掴むことができます。

その企業で働いている方との人脈がないという方も安心してください。
今ではOB・OG訪問用のサービスも存在するので、それらのサービスで学生登録を行い、企業名などで検索してみてください。

OB・OG訪問でおすすめのサービスは「matcher」と「ビズリーチキャンパス」です。
これらは学生と企業をマッチングさせるためのサービスで、学生から特定の企業の方に面談などを申し込むことができます。

就活全般の相談やES添削、面接練習も対応してくれるので、就活生は使い倒すのがおすすめです。

企業説明会への参加

ここまでの準備ができたら実際に企業の説明会に参加します。

企業の説明会では、その企業がどのような事業を行っていて、これからどのような戦略で事業を広げようとしているかなど、企業独自の紹介を行います。

本選考に進む1つ前の段階なので、応募するかどうかを判断する場になります。

これまで用意してきた自分の就活軸にあっている企業かどうかなど、改めて確認しましょう。

ESのブラッシュアップ

企業説明会に参加をして、実際に本選考に進む企業を決めたらESのブラッシュアップを行います。
事前に上記の対策でESのベースを用意している場合は、それを企業独自のESテーマに合わせて調整します。

具体的に何を聞かれているのかを明確に汲み取り、誤字脱字がないようにまとめましょう。

他にも文字数にも注意してください。
ESは基本的には最大文字数の90%以上で書くのが定石です。

多くのESを確認する企業側にとって、半分しか書かれていないようなESに時間を割くのはもったいないという判断をされてしまいます。
ESで足切りされないためにも最大文字数の90%以上で書くようにしましょう。

ひたすら面接対策

ESを提出したら、あとはひたすら面接対策です。

就活の面接でよく聞かれる質問集は必ず言語化してスムーズに回答できるようにしておきましょう。

就活の面接でよく聞かれる質問の一例を以下にまとめます。

  • 学生時代にもっとも力を入れて頑張ったことは?(ガクチカ)
  • 挫折経験とそれをどう乗り越えたか
  • 志望理由

これに加えて、できるだけ面接を受ける企業で聞かれる質問を調べておくのがいいでしょう。
また、面接は質問への回答内容以外にもハキハキ話しているか、面接官の目を見て話しているかなどもポイントです。

徹底した対策で就活無双しよう

徹底した対策で就活無双しよう

この記事では就活はいつから始めるべき?という疑問に焦点をあてて解説きてきました。

要点を以下にまとめます。

記事の要点

  • 就活は3年の春・夏ごろから始める
  • 就活は3年の夏ごろに始めて、4年の春・夏ごろに終わるケースが多い
  • 就活には業界・企業分析やES、webテスト対策が必要になる

しっかり対策することで就活無双できるようにしましょう。

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