就職活動で何社受けるべきか迷っている方も多いでしょう。
エントリー数が多ければ安心感がありますが、時間と労力がかかる一方で、少なすぎると選択肢が狭まり、内定が得られないリスクが高まります。
この記事では、文系・理系の平均エントリー数や、個々の就活生にとって最適な受験社数について解説し、就活をより効果的に進めるためのヒントを提供します。
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Contents
就活生の平均エントリー数
就活生が実際に何社エントリーするのか、その平均数は毎年少しずつ変動します。
選考を受ける社数は、個々の状況や就活の進め方によって異なりますが、平均的な傾向を把握することで自分のエントリー数を決める際の参考になるでしょう。
学生全体のエントリー数の平均は10〜19社
1 ~ 4社 | 5 ~ 9社 | 10 ~ 19社 | 20 ~ 29社 | 30 ~ 39社 | 40社以上 | |
2020年度調査 | 17.1% | 18.7% | 25.5% | 18.2% | 10.9% | 9.5% |
2021年度調査 | 15.9% | 16.8% | 26.3% | 19.3% | 11.3% | 10.5% |
2022年度調査 | 15.1% | 18.7% | 28.8% | 17.8% | 10.1% | 9.4% |
上記の表は内閣府が出している「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」の調査結果です。
2020年度から2022年度のどの年でも「10 ~ 19社」が最も高い回答割合になりました。
文系学生と理系学生の差
文系学生と理系学生では、エントリーする企業の数に差が見られます。
文系学生はエントリー数が20社前後と比較的多めである一方、理系学生は10〜15社程度と少なめです。
これは、文系の学生が幅広い業界へのエントリーが可能であるのに対し、理系の学生は専門性が高いため特定の業界や企業に絞り込む傾向が強いからとされています。
理系学生は自分の専門性にマッチする企業を狙うことで、効率的な就活が進められるでしょう。
結局何社受けるのが正解なのか
何社受けるべきかについては、明確な「正解」はありません。
人によって適したエントリー数は異なり、最適な社数は就活生のスケジュール、就活の軸、そしてエントリー先企業とのマッチング次第です。
ここでは、どのような場合に多くの企業を受けるべきか、また少ないエントリー数が望ましいかについて詳しく見ていきます。
人それぞれ正解は異なる
就活でのエントリー数の正解は、個々の状況によって異なります。
自分のスケジュールや体調、エントリー先の企業に対する興味度合い、準備に割ける時間などを考慮して、自分に合ったエントリー数を決めることが重要です。
無理して数だけを増やすと、準備不足になりがちで、かえって内定獲得が難しくなることもあります。
たくさん受けた方が良い就活生の特徴
多くの企業を受けた方が良い就活生の特徴として、業界や企業の選択肢を広げたい人、複数の業界を比較したい人、または面接の場数を増やして経験を積みたい人が挙げられます。
エントリー数が多いと、どの企業からも内定が得られなかった際のリスクヘッジができ、精神的な余裕を持って就活を進めることが可能です。
少ないエントリー数の方が良い就活生の特徴
反対に、少ないエントリー数が適しているのは、目標が明確で特定の業界や企業に絞り込んでいる就活生です。
エントリー数が少なければ、1社ごとに時間をかけて企業研究や対策を行うことができ、選考にしっかりと備えられます。
また、スケジュール管理も比較的容易になり、心身の負担が軽減されるというメリットもあります。
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多くの企業にエントリーするメリット
多くの企業にエントリーすることには、多くの就活生が不安を減らし、自分に合った企業を見つけるための利点があります。
エントリー数を増やすことで得られる具体的なメリットを見ていきましょう。
選択肢が広がる
エントリー数を増やすことで、幅広い業界や職種に挑戦する機会が増え、より多くの選択肢から自分に合った企業を選ぶことができます。
これにより、希望する職種が見つかりやすくなるだけでなく、複数の内定を比較検討する余裕が生まれます。
また、異なる企業文化や仕事のスタイルを知ることで、自分の適性や価値観にフィットする企業を見つけやすくなります。
面接経験が積める
多くの企業にエントリーすることで、面接の経験を積むことができます。
特に、面接が苦手な人や、場慣れしていない人にとっては、実際の面接を重ねることで緊張を和らげ、面接スキルを向上させる良い機会になります。
面接経験を積むことで、自己PRや志望動機の伝え方が洗練され、本命企業の選考で力を発揮しやすくなります。
リスクヘッジができる
エントリー数を多くすることで、リスクヘッジが可能になります。
就活では、予期せぬ結果が生じることも多く、複数の企業にエントリーしていれば、一社の選考で失敗しても他に選考中の企業があるという安心感があります。
特に、競争率が高い企業や選考が厳しい企業に挑む場合、持ち駒が多ければ精神的な余裕が生まれます。
多くの企業にエントリーするデメリット
一方で、多くの企業にエントリーすることには注意すべき点もあります。
無計画にエントリーを増やすと、かえって就活の効率が下がる場合もあるため、デメリットについても理解しておくことが重要です。
時間と労力がかかる
多くの企業にエントリーする場合、エントリーシートの作成や企業研究、面接対策に多くの時間と労力を費やすことになります。
特に、複数の企業の選考日程が重なるとスケジュール管理が難しくなり、精神的にも肉体的にも負担が増します。
これにより、本命企業の準備に十分な時間を割けなくなる可能性もあります。
企業研究が浅くなる
選考数が多いと、1社あたりに割ける時間が限られてしまい、企業研究や面接準備が浅くなるリスクがあります。
各企業ごとに異なる業界知識や企業特有の選考対策が必要となるため、全ての企業に対して十分な準備ができない場合、選考突破の確率が下がることもあります。
モチベーションが低下する
多くの選考に進むと、選考に落ちる回数が増えるため、モチベーションが低下することがあります。
また、就活が長期化すると疲労感が蓄積し、内定が得られない状況が続くことで就活への意欲を失うリスクもあります。
自分の限界を超えてエントリー数を増やすと、焦りや不安に繋がることもあるため、適度な選考数を心がけることが大切です。
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あまり多くの企業を受けないメリット
エントリー数を少なくすることで、各企業に対してじっくりと向き合うことができ、質の高い就活が期待できます。
ここでは、少ないエントリー数のメリットについて説明します。
企業研究に集中できる
少数の企業に絞ることで、各企業に対して深い企業研究が可能になります。
しっかりと調査を行うことで、その企業が求める人材像に沿った説得力のある志望動機や自己PRが作成できます。
また、企業ごとの業界知識を深めることで、面接時により具体的で的確な回答ができるようになります。
こうした準備の徹底が選考突破の確率を高めます。
効率的なスケジュール管理が可能
エントリー数が少ないと、スケジュール管理が簡単になり、選考の日程調整がスムーズになります。
特に、複数の面接や説明会が重なりがちな時期に、選考が集中してしまうストレスを軽減できます。
時間に余裕ができる分、選考準備にしっかり取り組むことができるため、就活を効率的に進めることが可能です。
ストレス軽減
少数の企業に絞って選考を受けることで、精神的な負担を軽減できます。
選考にかかるプレッシャーや、エントリーシート作成、面接準備に追われることも少なくなるため、心に余裕を持ちながら就活を進められます。
過度なストレスがかかるとモチベーションの維持が難しくなるため、自分のペースで進められるエントリー数を選ぶことが重要です。
あまり多くの企業を受けないデメリット
エントリー数を少なくすることにはメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
少ない選考数で内定を目指す場合、考慮すべき点を理解しておくことが重要です。
選択肢が限られる
エントリーする企業が少ないと、選択肢が限られ、万が一全ての企業で内定が得られなかった場合、次の行動に移すことが難しくなります。
幅広い企業を受けることで得られる多様な選択肢がないため、就活の計画が大きく狂うリスクがあります。
内定が得られないリスクが高まる
少数の企業に絞ってエントリーする場合、全ての選考に落ちるリスクが高まります。
特に、選考が厳しい企業や高倍率の企業にエントリーしている場合、どこにも内定をもらえない可能性があり、再度就活をやり直す必要が生じることも考えられます。
面接経験が不足する
エントリー数が少ないと、面接の場数が少なくなり、面接慣れができないまま本命の企業に挑むことになります。
面接の経験が浅いと緊張しやすく、思うように自分をアピールできないこともあるため、面接の練習やリハーサルができる企業を受けておくことが重要です。
エントリーする企業の決め方
就活で受ける企業を決める際には、ただ数をこなすのではなく、自分に合った企業を選ぶことが重要です。
ここでは、エントリー企業を決めるための具体的なステップについて説明します。
自己分析を徹底する
まずは自己分析を徹底して行い、自分の強みや弱み、価値観、将来のキャリアビジョンを明確にしましょう。
自己分析を通じて、自分がどのような仕事や環境で活躍できるのかを理解することが、エントリー企業を絞り込む際の重要な指針になります。
就活の軸を決める
自己分析を終えたら、次に就活の軸を決めましょう。就活の軸とは、自分が企業選びで最も重視するポイントのことです。
例えば、企業文化、福利厚生、勤務地、業種、職種など、譲れない条件を明確にしておくことで、エントリーする企業の選択肢を整理できます。
自分にあった職能を知る
自分に適した職能を知ることも、企業選びの重要なステップです。
どの職種が自分のスキルや興味に合っているかを把握し、職種ごとの仕事内容や求められるスキルについて理解を深めることで、適性のある職種に狙いを定めることができます。
業界分析で業界を絞る
業界分析を行い、自分に合った業界を見つけましょう。
業界の成長性や将来性、競争環境、業界の課題などを調査し、自分が働きたい業界を絞り込むことが、企業選びを効率化するポイントです。
業界研究を通して、どの業界が自分のスキルやキャリアプランにマッチするかを見極めましょう。
企業研究で企業について知る
最後に、エントリーする企業の詳細な情報を調べることが必要です。
企業の理念やビジョン、事業内容、社風などを調査し、自分に合うかどうかを確認します。
企業の選考情報や口コミを参考にすることで、より具体的な企業理解が深まり、選考準備もスムーズに進めることができます。
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就活で何社受けるべきかについてのまとめ
就活で何社受けるべきかは一律の正解がなく、個々の状況に応じた判断が必要です。
多くの企業にエントリーすることで選択肢が広がり、リスクヘッジができる反面、企業研究や面接対策が浅くなりがちです。
一方で、少数の企業に集中することで準備がしっかりと行える一方、選択肢が限られるリスクもあります。
エントリー数を決める際には、自己分析を基に自分に合った就活の軸を設定し、効率的な選考を進めることが鍵となります。